この春、ご近所から初めてもらった注文。
この人形のケース。
今は亡きつれあいの方と旅先で買い求めた思い出の品とのこと。
注文を受けた時は「細い枠にガラスが入った箱を”作るだけ”」と安請け合いしましたが(もちろん値段も安請け合い値段)、なかなかどうして、、、。
全体のサイズは?
枠の巾は?
使う木は?
背面の色は?
人形を出し入れする扉は?
などなど、調べまくり迷いまくりの4ヶ月(←胃の痛い日々?)。
なんとか、亡くなった方が帰ってくるお盆前に完成しました(8/12早朝)。
柱のホゾはこんなカタチ(たしか”なんとかホゾ”とかいうちゃんとした名称があったかと)。
パーツの完成。
仮組み。
ガラス、和紙を貼った裏板を作り、台付きの人形にかぶせて完成。
天井はガラスでなくアクリル(まだ嵌め込んでいませんが)。
上の枠は柱のホゾに少し”ツモメに”(きつめにという松本言葉?)はめてあるだけです(ガラスが割れた時の為)。
使った材は「村の木」でもあるイチイ(注文主は地元の人でありますし、清楚な和風の仕上がりイメージなので)。
引っ越して来た時にイチイの苗木を村からプレゼントしてくれました、我が家は植える”隙間”もなく辞退しましたっけ。
今回で「ケース」の作り方が少しわかり、あと一件ある人形ケースの注文はもう少し楽に作れるかなと、、、(たぶん)。