鉛筆額の仕上げより、般若心経が描かれている絵を入れる隅丸額を優先せねばならぬ事が判明。
というわけで、隅丸額(木は梅)を完成させたあと(他にもいろいろと作り)、裏板に使うベニヤとアクリルを買い物に出掛け、一日が終わってしまいましたとさ。
和風というより和そのものの額である隅丸額はこれまで何回か製作。
その都度、前回の作り方を忘れ(なにせ、忘れた頃にやってくるもので)、どうだったかと毎回頭を悩ます額でした。
ようやく、簡単な作り方を発見!(やってみればなんてことないのですけどね)
1)まずはルーターの刃とルーターベースの距離を測定するために、ベニヤを削ってみます。
2)削れたベニヤをもとに、隅丸のアールの大きさととフレームのデザインをチェックし、ビットと定規の間の距離を測る(今回は直径20ミリのルータービットを使用)。
3)フレームとガイドの間に入れる木を加工(巾58.5ミリ:高さは額と同じ高さ))。
4)その木でフレームを囲み、
さらに、まわりにルーターのガイドとなる木を置き、クランプでしっかり固定。
5)少しだけルーターで削ってみる。
6)確認後、枠の内側を少しずつ(4〜5ミリほど)削ってゆく。
7)枠の内側のルーター加工が終了。
8)最後に残った部分はフラッシュビットで削る。
9)これで枠の内側ができました。
10)次に角の外側の加工。
まずはスミツケ。
11)ついで「横切り」で少しずつ削り落とす。加工前。
12)加工後。
13)最後はペーパーで仕上げる。
14)枠の角が丸くなったところで、面の加工。面はかまぼこ面。丸くなりすぎないように注意し、トリマーのボウズ面(3分)のビットを付けて削る。
15)額の内側を、アクリルや裏板が入るように横溝ビットを使い欠き取る。
16)最後はこれまたフラッシュビットで残った部分をきれいに欠き取る。
17)ビスの下穴をあけ、これで機械加工終了。あとはひたすら手でペーパで磨き、ウズクリで磨き、オイルを塗り、枠が完成!