組み立てた建具(扉)にスライド丁番をつける。
この丁番、昔からある旗丁番(はたちょうばん)と違い、ネジで扉位置の調整が可能(取り付けもラクチンということ)。
最近のキッチンの扉などには多く使われています(横浜のキッチンカウンターもこれでした)。
欠点もあり、長く使っているとネジがだんだん緩んで扉がちゃんと閉まらない事態も起きます。
ドライバー1本で直せますし、身の回りの扉でネジのゆるみ等ないかチェックしてみてください。
本体に「仮つけ」して位置の調整をする。
ガラス戸ならこのままですが、次は鏡板の加工。
唯一装飾的な部分で、今回はこのカタチ(片銀杏面:かたぎんなんめん)。
扉にはめるとこんな感じ。
着色塗装の後、「押し縁」で取り付け(オイル仕上げだけのときは、扉枠に溝を作って組み込みます)。
小さい引き出し。
「出っ張りがないように→ツマミ類はなし」ということなので、引手はコレ。
ある程度削っておいた本体の「引手関連部分」も、実際に指が入るようさらにカット。
で、出来上がり。
完成予想図。
引き出したところ。
ここに荷物の受け取りに使うハンコやペンなどを入れます。
となると、これが何かはご想像つくかと。
もうちっとで完成。
なかなか思った程にはすぐ出来ないものだと、いつもの事ながら思うのであります。
それにしても今回のナラ材はサイコーにいい材でした(天板も側板も板矧ぎなしで楽?でしたし)。