OKPとは、大きなコタツ板プロジェクト(Ookina Kotatuita Project) の略(勝手に命名)。
その主役の板。
たしか、2年程前にブログにも出した板ですが、どこに出ているかは自分でもわかりません(なにせ書き捨てブログなので)。
まずは、べったり塗られ経年変化でケヤキ本来の雰囲気を損ねている塗料を剥ぎ取ることから。
剥ぎ取り終了。
巾80センチ、長さ170センチほどのコタツ板をというご注文。
無垢板でコタツ板を作ると
1)板の裏側が表側より暖かい→乾燥→反る可能性大
2)板矧ぎで(板をボンドで貼りあわせて)作る→乾燥→矧ぎが切れる可能性大
ちょっと考えただけでも危険一杯!(たぶん想定外の原因も山ほどあるかと)
ゆえに、普通は集成材で作るか、ベニヤで作るほうが無難(商品として出回っていますし)。
なので、作って使い始めてから「問題が起きて当たり前」&「その都度対処」ということを承知の上での注文です(メンドーといえばメンドーですが、刺激的で面白いといえば面白い:なぜかそんな仕事ばかり?)
てなわけで
1)十分に乾燥した板(古材なら条件クリア)
2)必要な巾のある大きな板(今回はケヤキ材:かつては床板か?)
3)できるだけおとなしい板(現状での反りが少ないことから判断)
4)できるだけ薄い板(コタツ板ですし軽量化が必要:板厚2センチ)
などを考慮し、上記の板を抜擢した訳です(←深〜い理由)。
まずはこの板でOKかどうか(割れ等もあり”新品”の板とは違うので)、注文主に見てもらってからの仕事です。
拭き漆で仕上げるのでうまくゆけば結構面白いモノになりそうですけど(まずはどこにもない!)どうなりますか。
キャンセルになったらテーブルか座卓にしようかと(その場合はOKPか?:Ookina Keyaki Project)。