知り合いからメールが来ました。
許可を得て転載します。
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仙台に住んでいる友人 F 氏が、仕事で東京へ来ているので会いました。
彼は仙台で震災を体験し、今は仙台から福島へ頻繁に通って脱原発運動に参加しています。
私の住んでいる東村山で脱原発をしている友人たちを誘い、新宿のコリアンタウンでいっしょに会い、焼肉を食べました。
F氏はこんなことを語ってくれました。
福島市と政府は癒着して一体である。
やっていることは、市と政府機関の保守温存、それに何よりも職員たちの自己保身だ。
福島市はもう人が住めないのに、そう認めず、子どもたちの学校を閉鎖せず、疎開もさせず、被曝させつづけている。
特に渡利地区は高線量なのに避難区域に指定しない。
「福島はもうダメ」という現実を世界に知らせないためだ。
原発震災の被害者どうしを対立させ分裂させようとする。
あらゆる手段を使って脱原発の動きを弱める。
脱原発の人たちを福島で孤立させる。
福島の人には4つの場合がある。
1)原発推進派
2)多勢に従う人(一番日本人的)
3)子どもが心配でやむなく自主避難した人(故郷を捨てたわけじゃない)
4 )脱原発派
1)4)ともに少数派だ。
大半の人たちは2)で、不安でどうしたら良いか迷っている。
行政はそういう人たちに「復興」という大嘘を信じさせ、囲いこむ。
●脱原発の人たちをみんなの努力をじゃまする者として村八分にする
●人が住めなくなった汚染地域を、復興が可能であるかのように宣伝する
●高線量の場所で子どもたちを使ってスポーツの催しまでしている
●地域の除染を無暗にすすめ、自主避難した人を非協力者とみなす
●避難した人たちを、残った人たちに裏切り者と思わせ、反目させる
●疎開した人が故郷(福島)の人と交流できなくする
福島市で大勢の市民集会が開かれたり、多くの海外の政党、科学者、報道関係者が来ているが、それを日本のマスメディアは報道しない。
10/17「NHKあさいち」の食卓まるごと調査は疑わしい結果だった。
データを外部に出して再検討するという(再放送12/15予定)。
こういった現場の事実をF氏はいっぱい聞かせてくれました。
これはもう「市民戦争が始まっているのだ」と F 氏は言っています。
彼はまた私たちに下記の要望を語りました。
1)福島の子どもたちひとりひとりに線量計を持たせるよう政府に対して運動して欲しい
今は学童たちに線量計バッヂをつけさせている。
バッヂでは、子ども自身が自分はどれだけ汚染被害にあっているか数値で見れない。
その状態である日数を過ごしたら、バッヂは回収され、行政が委託した分析センターに送られ、約1ケ月後に所定の書式の結果表が送られて来る。
細かな表になっていて、積算数値と「健康に影響はありません」等のコメントが記載されている。
しかし、どの日のどの時間帯が多かった等の判断が出来るデータにはなっていない。
子どもたちは実験材料にされている。
2)子どもたちを東京でもどこでも受け入れて疎開させる運動を始めて欲しい
行政は、「安全だから疎開の必要はない」と言い、何もしていません。