デジタル全盛のご時世。
それゆえか、ますますアナログの持つ”やわらかさ”が欲しくなったりします(←ないものねだり?)。
メールもたくさん出しますが、「自分フォント」のハガキもそれに負けないくらい?出してます(だんだん漢字がすっと書けなくなってきました)。
そんなアナログの代表格(と思っている)、手書き文字やガリ版(謄写版)の”ふか〜い世界”を昨年出会った方のおかげで知ることができました。
本間吉郎さんがその方。
来週、
滋賀県東近江市の「ガリ版伝承館」で本間さんの個展が開催されます。
ちなみに孔版画の初個展は、今週の平野充さんの個展会場である銀座・養清堂だそうです。
(画像クリックで拡大)
銀花109号(1997)に紹介記事が出ております。
また、孔版画の技法書も出版されており、技法だけでなく、作品やエッセイもたくさん掲載されておりますので、機会あれば是非お手に取ってご覧下さい。
宮柊二に師事した歌人でもあり、レタリングデザイナーでもありというまさに多芸な方です。
本間さんは新潟県出身。
それも私と同じ加治川村(今は隣の新発田市に吸収されてしまいました)の大先輩なのです。
今年の6月には自宅まで”突撃”訪問させていただいた折、僕が10代(もう35年も前)、長岡高専時代の担任だった先生(中山礼治さん)ともお知り合いということがわかりビックリしたのでした。
来週、まったく偶然にも???滋賀県まで出掛ける用事があり(別名お座敷列車ツアー)、個展をたっぷり楽しんできます。
「東京堂」というネットの本屋さんに「あめつうしん」というガリ版通信があります。
先日、知り合いから本間さんの寄稿記事が掲載(←もちろん手書きのガリ版)されたコピーが送られてきました。
石渡さんと共同経営者の田上さんから掲載許可を得ましたのでその文章をそのままご紹介します(←これがなかなかいいのです)。
文章と文字、どちらもご堪能下さい。
「ちょうど升目にぴったり収まるように文章を考えるのもひと苦労なのです」と、本間さんにお会いした時におっしゃってました。(どれも画像クリックで大きく拡大します)
「あめつうしん」さっそく購読申し込みした事はいうまでもありません。